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災害に強いオール電化住宅とは?停電・断水時の備えと安心ポイント
地震・台風・豪雨など、自然災害が多い日本。
「もし停電や断水が起きたら、オール電化の家は大丈夫?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実はオール電化住宅には、災害時にも心強い機能が備わっており、事前の準備次第で安心して過ごせる環境を整えることができます。
今回は、オール電化住宅が災害に強い理由と、備えておきたいポイント、災害後の対応まで、実用的な内容をわかりやすくご紹介します。
これからオール電化を検討している方は、防災の視点からも設備を選ぶ参考に。
すでにお住まいの方は、いざというときに困らないよう、家族で話し合ったり備えを見直すきっかけにしていただければと思います。

オール電化は災害に強い?3つのメリット
1. 非常用の水が確保できる(エコキュート)
オール電化住宅でよく採用されている「エコキュート」は、貯湯タンクにお湯(水)をためて使うしくみ。
万が一断水しても、タンク内の水を非常用取水栓から取り出すことができるため、トイレを流したり、手を洗ったりと最低限の生活用水を確保できます。
タンク容量は約370L前後(機種により異なります)。飲料用には向きませんが、災害時には大きな安心材料になります。
2. 火災リスクが少ない
災害時に怖いのが「火災の二次被害」。
オール電化住宅はガスを使わないため、ガス漏れや爆発といったリスクがなく、火災の可能性を抑えることができます。
また、感震ブレーカーを設置すれば地震時に自動で電気を遮断し、通電火災も防げます。
3. 太陽光発電+蓄電池があれば停電時も安心
太陽光発電を設置している場合、停電しても昼間は発電した電気を使えます。さらに蓄電池があれば、夜間や曇りの日でも電気のある生活が継続可能です。
冷蔵庫・照明・スマホの充電など、最低限の電力が確保できるため、自宅での避難生活が現実的になります。
事前にやっておきたい!オール電化住宅の防災準備
災害時に落ち着いて行動するためには、**「事前の備え」**が何より大切です。オール電化住宅ならではの準備ポイントを見ていきましょう。
・非常用取水栓の使い方を確認
エコキュートのタンクから水を取り出す「非常用取水栓」は、機種によって構造が異なります。
使い方を一度確認しておき、できれば写真付きでメモを残しておくと安心です。
ブレーカーを落としてから操作する必要があることも忘れずに。
・ポータブルコンロ(カセットガス)を用意
IHクッキングヒーターが使えなくなったときに備えて、カセットガス式のコンロとボンベを常備しておきましょう。
火が使えれば、簡単な温かい食事も可能です。
・定期的にエコキュートをメンテナンス
長期間タンクの中に水が溜まっていると、非常時に使用できないことも。
年に1〜2回程度は配管洗浄や点検を行い、清潔な状態を保つことが大切です。
・ポータブル電源やモバイルバッテリーの準備
冷蔵庫や調理家電のフル稼働は難しいですが、スマートフォンの充電やLEDライトにはポータブル電源が非常に便利です。
ソーラーパネル付きなら長期間の停電にも対応可能です。
災害後の注意点と対処法(取水・停電・機器切り替え)
災害発生後に注意すべきポイントをまとめました。
「なんとなく不安」ではなく、実際にどうすればいいかを知っておくことが、家族の安心につながります。
・エコキュートの取水は感電に注意
停電時に非常用取水栓から水を出す際は、必ずブレーカーを落としてから操作してください。
通電していると感電や機器故障の原因になる可能性があります。
・取水できるのは生活用水に限定
エコキュートの水は飲用には適していません。
用途を限定し、清潔なバケツやポリタンクなどで保管してください。
・太陽光発電は「自立運転モード」に切り替える
停電時、太陽光発電を使うには「自立運転」モードへの手動切り替えが必要です。
停電は突然やってきます。操作できるのが1人だけだと不安材料になります。
ブレーカーや操作パネルの場所と手順を、家族全員が共有しておくと安心です。
いざというとき役立つ!わが家の防災セット
最後に、オール電化住宅に住んでいるご家庭に特におすすめしたい「防災セット」の一例をご紹介します。
☑飲料水(1人1日3L × 3日分)
☑非常食(アルファ米・缶詰・レトルト等)
☑卓上コンロ・ガスボンベ
☑モバイルバッテリー/ポータブル電源
☑LEDランタン・乾電池
☑簡易トイレ・ポリ袋・消臭剤
☑除菌シート・ウェットティッシュ
☑家族の連絡先一覧(紙で残す)
☑タオル・着替え・ラジオなど
いざというときに「何を用意すべきかわからない」とならないよう、ご家庭の構成にあわせて防災セットを整えておきましょう。
まとめ|安心できる住まいづくりの第一歩は「知っておくこと」から
オール電化住宅は、普段の暮らしを快適にしてくれるだけでなく、災害時にも強みを発揮する住まいです。
ただし、その強みを活かすには「日頃の備え」と「正しい知識」が欠かせません。
非常用取水栓の使い方や、停電時の対応方法を家族で共有しておくことが、万が一の安心につながります。
「うちはオール電化だから安心」と過信せず、必要な備えを進めておきましょう。
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