BLOG

ブログ

2024 12.23

住宅火災を防ぐ!火災報知器の定期点検と火災保険の補償範囲

火災は、私たちの生活を一瞬で脅かす恐ろしい災害です。毎年12月から3月にかけて火災事故の発生件数が増えます。日頃から火の不始末に気を付けていても、飛び火や放火など防ぐことができない火災も発生してしまいます。しかし、火災報知器の設置や定期的な点検、そして火災保険への加入を通じて、被害リスクを大幅に軽減できます。本記事では、火災の主な原因や防止策、火災報知器の設置・点検方法、さらには火災保険の補償内容について詳しく解説します。万が一に備えた対策をしっかりと準備し、安全で安心な生活を守りましょう。

火災の原因と事前対策

火災を未然に防ぐには、その原因と発生しやすい場所を知っておくことが重要です。

灰皿の消し忘れや、寝たばこによる出火が原因です。

事前の対策

吸い終わったら完全に火を消す
寝たばこはしない
飲酒中の喫煙に注意する
吸い殻を灰皿にため込まない
就寝前、外出前には、消し忘れがないかをチェックするようにしましょう!

調理中のガスや油から火が燃え移ることが多いです。
ストーブ周辺の燃えやすい物への引火にも注意が必要です。

事前の対策

料理中は目を離さない
周りに燃えやすいものを置かない
外出時や就寝時は必ず消す
ストーブの近くで洗濯物を干さない
ペットや子供の手が届かないようにストーブの周りに柵を使用する

古い配線や延長コードの過負荷が原因で発火するケースが増えています。
タコ足配線をしていたり、埃がたまっていたりすると、いきなり発火することがあります。

事前の対策

使用しない家電はコンセントを抜く
延長コードの負荷を避ける(タコ足配線)
定期的に埃を取る
コードが折れ曲がったり、下敷きになっている箇所がないかチェックする

家の周りの燃えやすいものに火が付き発火します。
屋根や外壁部分でしっかり密着していない箇所があると、飛んできた火の粉から飛び火して火災につながります。

事前の対策

家の周囲に燃えやすいものを置かない
屋根や外壁で欠けている、隙間がある場所がないか定期点検を行う
人感ライトの設置や防犯砂利敷きなどで侵入対策をする

火災を防ぐためには、日頃からの注意が欠かせません。
万一火災になった場合も火災報知器を設置しておけば、警報で火災をお知らせしてくれます。また発見した場合は、すぐに使える場所に、消火器を配置しておくといいでしょうが、通常の家庭ではわざわざ消火器までは、、と思われる方もいるかと思います。
そんな場合には、火災報知器のみ設置をし、警報がなった場合にはすぐに逃げれるように日頃から準備をしておきましょう。

火災報知器の役割と重要性

火災報知器は、火災発生時の早期警戒システムとして非常に重要です。
消防法の改定により2006年から新築住宅への住宅火災報知器の設置が義務化されています。既存住宅の場合でも、2011年5月31日までに設置をすることが義務付けられています。
戸建ての場合、火災報知器の設置場所は、消防法によって原則的に寝室と寝室につながる階段や廊下と決められています。その他、市町村の火災予防条例により設置が必要な居室が決められています。詳しくは、各市町村のHPよりご確認ください。

定期点検が必要な理由と頻度

火災報知器の効果を最大限に発揮するには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
火災報知器には電池式と電源式のものがあります。
電源式の場合は電池切れの心配がありませんが、電池式の場合は通常10年ほどで電池切れになるため、電池交換が必要になります。
※電池交換の際には、専用のリチウム電池が必要です。

電池式でも電源式でも故障していた場合は火災が起きた際に正常に作動しない場合があります。
もしもに備えて、日頃から正常に作動するかを確認しておきましょう!

点検頻度:半年~年に1回を推奨。
電池交換:寿命は約10年。早めの交換でトラブルを防ぎます。 ※電池交換の際には、専用のリチウム電池が必要です。
動作確認:音が鳴らない場合は速やかに修理や交換を行いましょう。

火災報知器の点検とメンテナンス方法

自己点検の手順とチェックリスト

テストボタンの動作確認方法火災報知器の本体に付いている警報停止ボタンを約1秒間押す。作動灯(赤)が3回点滅すると同時に「ピッ、正常です」と1回鳴れば正常。
警報音を鳴らして動作確認の方法警報停止ボタンを4秒以上押し続ける。作動灯が連続点滅して警報音「ピューピュー火事です火事です」が鳴れば正常。警報停止ボタンを離すと警報音が止まる。
汚れやホコリの掃除感度が鈍らないよう火災報知器やその周辺の清掃をしておく。
電池残量の確認警報音やランプで異常がないか確認。電池が切れたら早めに交換をしておく。

故障や交換のサインと対応策

警報が鳴らないバッテリー切れやセンサーの故障の可能性。
誤作動が多発内部劣化の可能性が高いため交換を検討。

電池切れや故障をしていた場合、万一のときに火災報知器が正常に作動しなくなります。家族の身を守るためにも火災報知器が正常に作動するかの点検は定期的に行いましょう。

火災保険の補償範囲

住宅火災保険は、火災や自然災害、盗難などによって住宅や家財に損害が生じた場合に、その損害を補償する保険です。戸建てやマンション、賃貸住宅など、住宅の形態を問わず加入できます。火災保険の補償内容は、基本的には火災、落雷、破裂・爆発ですが、オプションで水災、風災、ひょう災、雪災などの自然災害や、盗難や水濡れ、破損・汚損などの事故を補償することもできます

火災保険の期間や保険料

保険期間

最長で5年。1年超の長期契約の方が保険料の総支払額は安くなります。長期契約の途中で解約しても、未経過期間に応じた解約返戻金があります。

保険料の相場

1年契約では3〜6万円程度、契約期間が5年の場合は15〜27万円程度です。補償内容や構造によって金額が大きく変動するため、一例として捉える必要があります
また、火災保険では、事故に遭うと建物や家財の補償だけでなく、修理中の仮住まい費用やご近隣に迷惑をかけた場合の見舞金など、さまざまな費用が必要となります。保険会社によって費用保険金の種類や支払額に違いがあり、保険会社選びのポイントとなります。

火災報知器と火災保険の組み合わせで、より安全な暮らしを確保しましょう。

火災は一瞬で生活を奪う恐ろしい災害ですが、日頃の備えによってリスクは大幅に軽減できます。 火災報知器の設置と定期的な点検を行い、早期発見と迅速な避難に備えましょう。また、火災保険に加入することで、万が一の際も経済的な負担を軽減できます。日頃から防災意識を高め、火災対策を徹底することで、安心で安全な暮らしを守りましょう!

弊社では、北九州市内とその近隣で建売住宅を販売しています。
新築戸建て情報、今後新築戸建てを建築予定地の情報を随時更新しています。
公式インスタグラムも更新中です♪ぜひ、覗いてみてください!

その他、お役立ち情報を下記にまとめていますので、ぜひ住宅購入の参考にされてください。