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2023 03.31

不動産を売却する方法！売却時に知っておきたい知識と注意点を解説

初めての不動産売却はまず何をしたらいいのかと不安になりますよね。そこで、今回は不動産を売却するときに知っておいたがいいことの初歩中の初歩である「仲介」と「直接買取」（以下、買取）についてご説明いたします。

Table of Contents

「仲介」と「買取」って何？

「仲介」では、不動産を売却するお客様と、その不動産を購入したい買い手との間に不動産会社（仲介業者）が介入します。そして、両者の条件のすり合わせ契約を成立させます。
この場合、売主の代わりに不動産会社が広告や販売活動を行い、一般の購入希望者を探します。期間は長期になることが多いですが、買い手が見つかると、不動産会社が契約手続きの調整をしてくれます。

最後の残金決済・引き渡しまで不動産仲介会社がサポートする為、安心・安全に不動産を売却することができます。

「買取」は不動産会社が仲介業者を介さずに、直接お客様から不動産を買い取ります。

売主と買主（不動産会社）が直接、売買契約を行うので、仲介で土地を売却する場合のように買い手を探す広告や販売期間が不要となり、仲介に比べて短期で売却することができます。

「買取」と「仲介」の違いは？

□仲介手数料

「買取」・・・不要

「仲介」・・・手数料が必要　※仲介手数料は売却金額によって異なります。

売買代金200万円以下	売買額の200万円超～400万円以下	売買額の400万円超
取引価格×5％+税	取引価格×4％+2万円+税	取引価格×3％+6万円+税

仲介手数料について詳しく知りたい方は下のボタンよりご覧いただけます。

仲介手数料一覧はこちら

■売却期間

買取と仲介では、売却までにかかる時間もそれぞれ異なります。

「仲介」・・・HPやポータルサイトに掲載したり、折込チラシの配布を行ったりして買主を探すため、買取に比べて売却までに時間がかかる

「買取」・・・不動産会社が直接買取りするため、広告や販売にかかる時間がなく、早期契約・決済ができる

□売却金額

「買取」・・・仲介の売り出しの販売金額と比べると売却金額が低くなることがある

「仲介」・・・不動産市場の相場を見込んで販売金額を付けるが売れない場合は価格を下げることや、値段交渉が入ることがある

買取のメリットとデメリット

ここまでの内容を見てみると買取にはメリットがたくさんあります。ですが、メリットが多い反面、やはりデメリットもあります。次の章では買取をする際のメリットとデメリットを解説していきます。

メリット

仲介手数料がかからない

買取の場合は、不動産会社が直接買取りを行うため仲介手数料はかかりません。その分手元に残るお金が多くなります。このポイントは不動産を売却する方にとってはとても大きなメリットと言えるでしょう！ただし、しっかり信用のおける不動産会社を選ぶことが大事です！

売却期間が短く、即現金化

不動産会社が直接買取りを行うため、査定価格に納得がいけばその後は売主の都合の良いスケジュールで売却を進めていくことができます。また、不特定多数の人が自宅に内覧することもないため、時間も労力もかかりません。

契約不適合責任が免責

仲介で不動産の売却を行う場合は、売主側に「契約の内容に適合しない場合の売主の責任」が課されます。簡単に言うと、契約内容と異なるものを売却した場合、売主が債務不履行の責任を負うというものです。契約書に記載のない瑕疵（欠陥）が見つかった場合に売主の責任となり、債務不履行の責任を負うことになります。買取の場合は、この契約不適合責任が免責されるため、万一契約後に欠陥が見つかった場合も債務不履行の責任を問われません。

近隣に知られる可能性が低い

仲介で不動産の売却を行う場合は、ネットや広告の掲載、チラシなどを配布し販売を行います。そのため、近隣や周辺の住民に売却を考えていることを知られてしまう可能性があります。一方で、買取であればネットやチラシの配布もないため、近隣に知られる可能性が低くなります。

デメリット

不動産によっては、買取が不可のものがある

不動産会社は買取した不動産に建物を建築したり、家が建っているものはリフォーム等をして再度販売を行うことを前提としています。そのため、現状の建物に欠陥がある場合でも買取することはできますが、再建築不可の土地や擁壁が老朽化しているものなど、再度販売を行うことが困難な場合には買取ができないことがあります。