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2026 06.19

オール電化住宅は災害に弱い?停電時に役立つ備えとエコキュートの活用法

台風シーズンが近づくと、「停電したらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

特にオール電化住宅を検討中の方や、すでにお住まいの方からは、

「停電すると何も使えなくなるのでは?」
「ガスの家の方が安心なのでは?」

といったご相談をいただくことがあります。

確かに、オール電化住宅ではIHクッキングヒーターやエコキュートなど、電気を使う設備が多くあります。しかし、実際には事前に備えておくことで、停電時の不便を減らすことができます。

また、オール電化住宅ならではのメリットとして、エコキュートに貯められた水を災害時に活用できるケースもあります。

今回は、台風シーズンを前に知っておきたいオール電化住宅の停電対策について解説します。

台風で停電するとオール電化住宅はどうなる?

停電が発生すると、オール電化住宅ではさまざまな設備が使用できなくなります。

例えば、

  • IHクッキングヒーター
  • エコキュート
  • エアコン
  • 照明
  • コンセント

などは停電中は使用できません。

そのため、「オール電化住宅は災害に弱い」と感じる方もいるかもしれません。

ガス住宅・オール電化住宅のどちらであっても、停電時には照明や冷蔵庫、エアコンなど生活に欠かせない設備が使えなくなります。大切なのは、住宅の種類よりも停電への備えです。

つまり、停電による影響はオール電化住宅だけの問題ではありません。

大切なのは、「停電したときにどう備えているか」です。

特にオール電化住宅では、エコキュートに貯められた水を活用できるため、災害時の備えとして役立つ場面があります。

次の章では、タグボートの家でも採用しているPanasonic製エコキュートの非常用取水栓についてご紹介します。

停電時に活躍するPanasonicエコキュートの非常用取水栓

オール電化住宅で停電が発生すると、「お湯が使えなくなる」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、エコキュートには災害時に役立つ機能があります。

それが「非常用取水栓」です。

タグボートの家で採用しているPanasonic製エコキュートは、タンクの中にお湯を貯めておく仕組みになっています。停電が発生しても、タンク内に貯まっている水そのものがなくなるわけではありません。

そのため、非常用取水栓を利用することで、タンク内の水を取り出して生活用水として活用できます。

エコキュートは災害時の貯水タンクにもなる

一般的な家庭用エコキュートの貯湯量は370L〜460L程度です。

これはペットボトル2L換算で約185〜230本分にもなります。

もちろん飲料水として備蓄されているわけではありませんが、断水や停電時には生活用水として活用できるため、いざという時の安心につながります。

こんな場面で活用できます

非常用取水栓から取り出した水は、次のような用途に利用できます。

  • トイレを流す
  • 手洗いをする
  • 掃除をする
  • 洗い物をする
  • 植木への散水

特に断水が発生した場合、トイレ用の水を確保できることは大きなメリットです。

非常用取水栓の場所を確認しておきましょう

非常用取水栓はエコキュート本体の下部付近に設置されています。

普段は使う機会が少ないため、台風が接近してから慌てないよう、一度ご自宅の取扱説明書や設置場所を確認しておくことをおすすめします。

タグボートの家で採用しているPanasonic製エコキュートの非常用取水方法については、メーカー公式サイトでも詳しく紹介されています。

▶︎ Panasonic「もしもの備え」ページ(非常用取水栓の使い方)

写真やイラスト付きで解説されているため、一度確認しておくと安心です。

また、台風が接近してから確認するのではなく、普段から取扱説明書の保管場所やエコキュート本体の設置位置を把握しておくことをおすすめします。

飲み水として使用する際の注意点

エコキュートのタンク内の水は、長期間貯留されているため、Panasonicでも日常的な飲用水としての使用は推奨されていません。

災害時にやむを得ず使用する場合は、取扱説明書の内容を確認し、必要に応じて煮沸してから利用しましょう。

そのため、飲料水については別途備蓄しておくことが大切です。

エコキュートはお湯をつくる設備としてだけでなく、万が一の災害時には生活用水を確保する設備としても役立ちます。オール電化住宅の意外なメリットのひとつと言えるでしょう。

台風が接近する前に準備しておきたいこと

停電はいつ復旧するかわかりません。

数時間で復旧する場合もあれば、被害状況によっては長引くこともあります。

そのため、台風が接近していることがわかったら、事前に準備をしておくことが大切です。

難しい対策をする必要はありません。普段の生活の中でできることを確認しておくだけでも安心感が大きく変わります。

スマートフォンやモバイルバッテリーを充電する

停電時に最も重要な情報収集手段がスマートフォンです。

気象情報や避難情報の確認、家族との連絡などに欠かせません。

台風接近前には、

  • スマートフォン
  • タブレット
  • モバイルバッテリー
  • ノートパソコン

などをできるだけ充電しておきましょう。

飲料水と食料を備蓄しておく

エコキュートの水は生活用水として活用できますが、飲料水は別に準備しておく必要があります。

一般的には1人あたり1日3Lを目安に、最低でも3日分程度の飲料水を備蓄しておくと安心です。

また、

  • レトルト食品
  • 缶詰
  • カップスープ
  • 栄養補助食品

など、調理が不要な食品も準備しておくと役立ちます。

懐中電灯やLEDランタンを準備する

夜間に停電が発生すると、室内は想像以上に暗くなります。

特に小さなお子さまがいるご家庭では、安全確保のためにも照明の準備が欠かせません。

懐中電灯だけでなく、部屋全体を照らせるLEDランタンがあると便利です。

電池の残量もあわせて確認しておきましょう。

浴槽に水をためておく

エコキュートには非常用取水栓があり、災害時にはタンク内の水を生活用水として利用できます。

しかし、停電や断水がどのくらい続くかは状況によって異なります。

そのため、台風の接近が予想される場合は、浴槽にも水をためておくと安心です。

トイレを流したり掃除に使ったりする水を確保できるため、エコキュートの貯水とあわせて備えておけば、より余裕を持って対応できます。

「エコキュートがあるから大丈夫」ではなく、「使える水をできるだけ確保しておく」という考え方が災害対策の基本です。

家のまわりも確認しておきましょう

住宅設備だけでなく、屋外の安全確認も重要です。

  • 植木鉢
  • 物干し竿
  • 自転車
  • 屋外収納用品

など、強風で飛ばされる可能性があるものは固定するか屋内へ移動しておきましょう。

事前の備えは、「何も起きなかったら無駄になる」のではなく、「何も起きなかったからよかった」と考えることが大切です。

少しの準備が、万が一の際の安心につながります。

停電が復旧した後に確認したいポイント

電気が復旧すると、ひと安心したくなりますが、住宅設備に異常がないか確認することも大切です。

特にエコキュートや家電製品は、停電からの復旧時にエラー表示が出たり、設定がリセットされたりすることがあります。

安全に普段の生活へ戻るためにも、次のポイントを確認しておきましょう。

ブレーカーに異常がないか確認する

停電から復旧した後は、まず分電盤のブレーカーを確認しましょう。

すべてのブレーカーが正常な状態になっているか、異常がないかをチェックします。

もし何度もブレーカーが落ちる場合は、無理に復旧を繰り返さず専門業者へ相談することをおすすめします。

エコキュートのエラー表示を確認する

停電後は、エコキュートのリモコンにエラー表示が出る場合があります。

まずはリモコン画面を確認し、

  • エラーコードが表示されていないか
  • お湯が正常に出るか
  • お湯張りができるか

を確認してみましょう。

異常が続く場合は、取扱説明書やメーカーサポートへ相談してください。

冷蔵庫や冷凍庫の状態を確認する

長時間停電していた場合は、冷蔵庫や冷凍庫の食品状態も確認しましょう。

特に夏場は庫内温度が上昇しやすいため、

  • 異臭がしないか
  • 解凍されていないか

を確認しておくと安心です。

外まわりの被害がないか点検する

台風通過後は住宅の外まわりも確認しておきましょう。

  • 雨どいの破損
  • 外壁のひび割れ
  • 屋根材の飛散
  • カーポートの損傷
  • アンテナの傾き

などがないかを確認します。

ただし、屋根に登るなど危険な作業は避け、気になる点がある場合は専門業者へ相談しましょう。

災害後の経験を次の備えに活かす

実際に停電や断水を経験すると、

「モバイルバッテリーが足りなかった」
「飲料水をもっと準備しておけばよかった」

など、さまざまな気づきがあります。

災害が落ち着いたら、備蓄品や防災用品を補充し、次に備えて見直しておくことも大切です。

普段は意識しにくい防災対策ですが、一度準備しておくことで、もしもの時の安心感は大きく変わります。

まとめ|オール電化住宅は「備え」が安心につながる

オール電化住宅は、停電するとIHクッキングヒーターやエコキュートなどの設備が使えなくなります。

しかし、それはオール電化住宅だけの問題ではありません。ガス住宅であっても、停電時には照明や冷蔵庫、エアコンなど多くの設備が使えなくなります。

大切なのは、「停電しない家」を探すことではなく、「停電したときに備えられる家」であることです。

今回ご紹介したように、

  • エコキュートの非常用取水栓を確認しておく
  • 飲料水や食料を備蓄しておく
  • モバイルバッテリーや照明を準備しておく
  • 台風接近前に必要な対策を行う

といった備えをしておくことで、もしもの時の不安を減らすことができます。

タグボートの家では、オール電化やエコキュートを採用し、日々の暮らしやすさだけでなく、災害時の備えについても考えた住まいづくりを行っています。

特に近年は、台風や豪雨などの自然災害が増えているため、家を選ぶ際には間取りや設備だけでなく、「非常時にどう暮らせるか」という視点も大切です。

これを機会に、ご自宅の備蓄やエコキュートの非常用取水栓の場所を確認してみてはいかがでしょうか。


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